「人生は、サイドクエストの攻略」
というブログ記事を拝見して、私もそれに乗っかってみたいと思いました。
この考え方は、
人生をオープンワールドRPG(ロールプレイングゲーム)になぞらえた例えであり、
多くの人が、そういうことか!と納得のいく表現です。
これは、人生の目標や日々の活動を、
ゲームにおける「メインクエスト」と「サイドクエスト(サブクエスト)」に分けて捉える
考え方です。
メインクエストとサイドクエストの意味
この考え方における「クエスト」のというのは、だいたい以下のようになります。
メインクエスト(主な目的)
人生をかけて達成したい「大きな目標」や「根っこ」となる、
長期的な、あるいは一番大事だと考える目的です。
* 例:
* キャリアを築き、経済的な安定を得る
* 家族を持ち、幸せな人間関係を築く
* 特定の分野で大きな成果や自己実現を達成する
* 精神的な充足や幸福を追求する
* 健康のために筋トレを習慣にする
サイドクエスト(日々の小さな目標と寄り道)
メインクエストから「脇道にそれた」「参加するもしないも自由」
あるいは「一時的な」目標や活動、興味の追求です。
これらはメインストーリーから外れた寄り道や、キャラクターを成長させるための訓練に相当します。
* 例:
* 新しい趣味を始める(楽器、料理、プログラミングなど)
* 短期的な資格やスキルを習得する
* 特定の場所へ旅行する
* ボランティア活動に参加する
* 親しい友人を助けるための手伝い
「サイドクエストの攻略」が人生にもたらすもの
この考え方の魅力は、
サイドクエストこそが人生の深み、彩り、そして成長の機会を与えてくれるという点にあります。
成長とスキルの獲得(経験値と報酬)
サイドクエストをクリアすることで、ゲームのキャラクターが成長するように、
私たちも新しいスキル、知識、経験といった「見返り」が得られます。
* 例えば、「外国語を学ぶ」というサイドクエストは、
メインクエスト(キャリアアップ)に役立つだけでなく、
楽しく海外旅行を満喫できた、外国人観光客の方に美味しい飲食店を紹介できた経験など、
人生そのものを豊かにします。
* サイドクエストで得た小さな「成功体験」が、
メインクエストを攻略するための自信やモチベーションにつながることも少なくありません。
人生の彩りと発見(探求の喜び)
メインクエストだけを一直線に進む人生は、効率的かもしれませんが、単調になりがちです。
大谷翔平選手のように、何もかもがうまくいって
自分のなすべきことをひたすら繰り返す人生が、必ずしも幸福な人生とは限りません。
サイドクエストは、ルーティンを打ち破り、好奇心を刺激し、
思いがけない発見や人との出会いをもたらします。
予期せぬ寄り道こそが、人生をより面白く、遊び心のあるものにしてくれます。
メインクエストの再設定(視点の変化)
時に、サイドクエストをこなす中で、自分にとって本当に大切なものを見つけたり、
逆に、興味が広がりすぎて
「どれがメインクエストか分からなくなる」状態に陥ることもあります。
しかし、これは必ずしも悪いことではありません。
むしろ、サイドクエストを通じて得たものの見方・価値観によって、
それまで設定していた「メインクエスト」の間違いや限界に気づき、
より自分らしい人生の目的を、もう一度設定し直すきっかけになることがあります。
仕事で素晴らしい成果を上げること、高収入を得ることが、すべてではないと気づき
趣味や家族の時間をもっと大切にしよう、と見直すこと
などが挙げられます。
挫折からの回復と逃避(息抜き)
メインクエストは重圧が大きく、時に挫折しそうになることがあります。
その点、サイドクエストは「小さな勝利」を積み重ねることで、エネルギーを回復させるための「息抜き」として機能します。
プレッシャーが少なく、楽しむことに集中できるため、心身をリフレッシュできます。
サイドクエストの攻略法
この考え方を実生活に活かすためには
目標を細分化する
大きな目標(メインクエスト)を、達成可能で具体的な小さな行動に
細かく分解し、サイドクエストを織り込む余白を作ります。
好奇心を大事にする
「これは何だろう?」「やってみたい」という心の声に耳を傾け、
積極的にサイドクエストとして取り入れます。
完璧でなくてもいいと割り切る
サイドクエストは、必ずしも最後まで「クリア」する必要はありません。
途中でやめても、
そこまでで得られた経験や教訓(アイテムやスキル)があれば十分だと考えることも大切です。
「人生はサイドクエストの攻略」という考え方によって
「脇道」を単なる時間の無駄ではなく、
人生を形作る欠かせない要素として捉え直すための、
ポジティブで柔軟な視点を手に入れましょう!
以上となります。
ここまでご一読いただき、誠にありがとうございました。
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