結論から申し上げますと、勉強するということは
そういうものだ
の積み重ねです。
例えば、1+1=2 ですよね。
それって、そのありのままの事実を、そのまま頭に入れると思います。
ここで、「なぜ1+1は2になるのか」という疑問を小学生の時に抱いてしまうと
”ペアノの公理”という、聞きなじみのない理論が登場し、
大人でも説明できる人は、ほとんどいない。となってしまいます。
なぜという考えは、「そういうものだ」の先にあります。
吉野源三郎氏の著書『君たちはどう生きるか』(岩波書店)に書かれていたことで
ニュートンの万有引力の話題が登場します。
ニュートンは、リンゴが木から落ちるのを見て、そういうものだと思った。
では、教会の屋根の高さからリンゴを落とすと、リンゴは落ちてくる。
空飛ぶ気球の上からリンゴを落とすと、リンゴは落ちてくる。
それなのに、月の高さからリンゴを落とそうとしても、リンゴは落ちてこない。
ここで初めて、「なぜ」という疑問が浮かんだのです。
学問というのは、突き詰めていけば、とことん奥が深いものですが
普通に生きていたいよ、という方は
暗記科目
と考えていただいて構いません。
だって、三角形の面積の公式とか、実生活で使わないじゃないですか。
それでも、頭の中に入れておいた方が良いのは
知っている言葉のストックが多いほど、よりいきいきと過ごしていける
からです。
私が尊敬するTestosteroneさんも、筋肉ばかりに目が行きがちですが
かなりのインテリだと思われます。
そうでないと、あんなにたくさんの本は書けないですからね。
そんな風に、知識・教養を深めたいのなら
そういうものだ
で生きていきましょう。
以上となります。
ここまでご一読いただき、誠にありがとうございました。
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